山腹を白く盛り上げ椎の花
雑木林のなかでは今椎の木の存在が際だっている。
椎の木は全体が白く盛り上がるように花がさくので一目で分かるからだ。
栗と同じ仲間なのだろうか、花は独特な匂いを放つので遠くから眺めるだけにしておいた方がいいかもしれないが、この位置を覚えておけば秋にはいっぱい団栗を拾うことができる場所になる。
もしかしたら団栗を狙う動物たちと思わぬ遭遇があるかもしれないので、秋になったら足を運んでみようと思う。
マイファームのすぐ近くにも花を咲かせている大きな椎の木がある。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
山腹を白く盛り上げ椎の花
雑木林のなかでは今椎の木の存在が際だっている。
椎の木は全体が白く盛り上がるように花がさくので一目で分かるからだ。
栗と同じ仲間なのだろうか、花は独特な匂いを放つので遠くから眺めるだけにしておいた方がいいかもしれないが、この位置を覚えておけば秋にはいっぱい団栗を拾うことができる場所になる。
もしかしたら団栗を狙う動物たちと思わぬ遭遇があるかもしれないので、秋になったら足を運んでみようと思う。
マイファームのすぐ近くにも花を咲かせている大きな椎の木がある。
四方八方山に囲まれた田舎の山腹は、絵具を流したような緑のグラデーションで得も言われぬ美しさです。
黄緑、さ緑、青緑、深緑と緑のオンパレード。
その中でとても気になる色があります。
遠目に眺めているので何の木かわからないのですが。
黄緑っぽくこんもりと盛り上がってひと際目立っているのです。
ひょっとしてそれが椎の木、それとも栗の木?
子どもの頃、椎の実を拾って食べた記憶があります。
その頃は、グミや桑の実など何でも口にして小動物のような暮らしでしたね。
「どんぐり」と言えば庭に棒樫の木があります。
その木からどんぐりの実が落ちたらしく、そこから若芽を出し親子そろって若葉を誇っています。
多分椎の木の仲間だと思います。異様に盛り上がってるので分かりやすいですね。
庭に樫の木があるなんて自然林風でいいですね。
団栗の類、実の多さすごいですよね。何万とあるでしょう。ちょっとやそこら動物が食べても食べ尽くすことはできない。豊かなもんですね。
椎の木、源氏物語で巻の名前になっている重要な木です。古来からの樹木なんですね。
宇治十帖の二巻目「椎本」(しいがもと)。八の宮が姫君を中途半端に残して亡くなる、
それを偲んで薫が詠んだのが、、、
「立ち寄らむ陰と頼みし椎が本むなしき床になりにけるかな」
尚、奥の細道では椎はないけど、栗の花が出て来ます。須賀川で可伸という僧を訪ねて、
「世の人の見付けぬ花や軒の栗」
そして、奥の細道。5月16日が深川からの旅立ちの日。千住で舟を上がって、見送りに来てくれた人、とりわけ世話になった魚屋の杉山杉風に向って、、、
「行く春や鳥啼き魚の目は泪」
3月末でまだ春ということで「行く春」を季語としている。
新暦5月16日と言えばもう夏なのでこの辺がピンと来ないんですが。。
最近は山の奥の団栗不足で里に出てきた熊たちが哀れな最期を遂げていますね。生態系が短期間で狂わないように祈るばかりです。
「行く春や」、そうなんです。出立時期からすると違和感がぬぐえませんね。かといって「夏めきて」では別れを惜しむ風情に欠けてしまうし。。。