単線のレール歪める出水かな
夕刊トップに痛ましいカラー写真が掲載された。
JR久大線というから久留米から大分を結ぶ線であろう。
西は筑後川、東は大分川に沿って湯布院を結ぶ山間の路線である。
写真は九重町筑後川支流にかかる鉄橋が流されて陸上部分に歪んだまま残されたレールの大写しである。
鉄橋が簡単に流されて鉄のレールが雨のようにひん曲げられるのだから、その前には人間一人の命はひとたまりもない。
治水事業が追いつかず、夏、秋、毎年のように繰り返されると、衰えていく国力に国の負担は増すばかりである。
政が追いつかないのであれば、民の力で防災に努める他はないのであるが、それとて限られていて危険を察知する目を養いさっさと避難するしかないというのが実情であろう。
コロナ禍の中、九州地方の惨状は見るに堪えない。
これでもかというほど次から次へと雨の追い打ちである。
丁度夕方のローカルニュースでハザードマップの話が出た。
市内の各戸に配布されているとの事だが記憶にないので一度区役所に問い合わせてみようと思う。
庄内川のご経験があるので心配でしょう。マップで危険箇所を頭に刻んでおくのもいざというとき役に立つはずです。