低調

百姓の鍬もて集ふ溝浚へ

何年か前に桜井市の磐余の辺りで、昔ながらの溝攫えを見たことがある。

農家集落で、めいめい家の得物をもちあい集まってくるのだが、町勤めの若い人のなかには刈り払い機をもったり、スコップやら鎌やらそれぞれ手にしたものにバラエティがある。
下水道も未整備地区のようで、昔ながらの深い側溝は蓋もされずにむき出しで、「どぶ」の匂いがきつい。
今の時代、こうした光景は珍しいものだが、やはり下水道が未整備のところは残っておるようである。
はんして、今朝は団地のクリーンデーと称す月一回の街の掃除日で、子供にはお菓子なども配られる平和なイベントでもある。
自治会活動も今季はご多聞にもれず低調で、コロナが機になる向きは無理に出ずともいいということで、宅配便の人としか顔を合わせない作者は無論欠席だ。

“低調” への2件の返信

  1. 自治会恒例5月の年一度のドングリ広場と側溝の掃除が延期になり先週の日曜日に実施されました。
    公園は除草剤を撒いたので排水溝のみとなりましたが我が町内は男性のみの出席となりました。
    なぜなら女性は手より口の方が達者だからとか・・・
    まあ、日ごろ何かと多用な主婦を労わってくれたのかもね。

    1. 自治会も行政の一部を担う日本では、こうした活動は欠かせないですね。昔からの村落集合共同体の名残ですね。
      コロナ禍で最少人数で絞ってでもこうした活動は欠かせないというわけです。

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