一反を植える程度の苗代かな
大和盆地の田にもようやく田水が張られてきた。
田水を張ったと思ったらすぐに田植えも始まりだした。関東で見慣れた光景に比べ何か慌ただしい感じだ。
しばらく前から、ところどころで苗代を覆っていた遮光ネットも外され、青々とした苗が出番を待つのを見るようになった。
目にする苗代というのは一反程度植えたらお終いというくらいの広さでしかないものが多いが、自家消費分くらいの田んぼ用なんだろう。それでも機械でちゃっちゃとやっつけちゃう時代なので、家族総出の田植えというのはもう随分と見てないような気がする。
田舎に比べて、一か月ほど遅い田植えですね。
と言うことは収穫も遅めなのでしょうか。当地でもこれからです。
年々田植えも早くなり、近鉄沿線では特に早く夏休みには稲刈りですものね。
子どもの頃に農繁期休みと言うのが有り、田植えの経験があります。
もっと幼い時は早苗の束を田んぼに投げ入れる役をした記憶があります。
もちろん当時のこと、手植えです。梅雨時だったような気がします。
♪そろた でそろた さなえがそろた うえよ うえましょ♪~
こんな歌を思い出しました。
「田植」の歌ですか、よくご存知ですね。お蔭で勉強しました。
そして、定番「夏は来ぬ」の2番:
さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾ぬらして
玉苗植うる 夏は来ぬ
いよいよ夏到来ですね。。
弟さんと姉弟そろって田植えを手伝ったんでしょうねえ。今月の兼題にそれとおぼしき投句がありましたよ。
早乙女、裳裾、玉苗、なんて美しい日本の言葉でしょう!!
佐佐木信綱の作詞、三重県人の、いいえ日本の誇りですね。
田植え、おっしゃる通り関西は遅めの感じがしますね。万葉大和の稲田の季節毎の移ろいを楽しめるなんて羨ましいです。
さて、芭蕉もいよいよ黒羽の長逗留から白河向けて出立しますね。
那須野~芦野、ちょうど田植えの真っ最中だったのでしょうね。。
大和盆地の田植えが遅いというのは気候の他に水事情があるのかもしれませんね。げんにマイファームの周りの田んぼは今月10日頃水が配られるとのことでした。
水は貴重な資源なんでしょう。溜め池が目立つ地域でもありますからね。