僥倖

厚き雲へだてて梅雨の月の食

だめと分かっていてやはり仰いでみる。

一面の厚い雲のどこかで今何年ぶりかの天体ショーが広げられているのだが空振りである。これも記録的に早い梅雨のせいで仕方あるまい。
もし晴れていればスーパームーンだというから見事な月食立ったにちがいないが、あと3年は来ないと言うから僥倖にあずかれるのはお預けということか。

“僥倖” への4件の返信

  1. 「僥倖」とあったので観られたのかしら?と思いましたがやはりだめでしたか。
    うっかりうたた寝していたのでしまっった!と思いましたが・・・
    腫れていれば場所に関係なく見られるとあったので楽しみにしていたのですが。

    1. 今日もよく降りましたね。せめてスーパームーンだけでもと期待しましたが残念。それどころか寒さがもどって綿入れを引き出してきました。
      猫どもは床暖のうえにだらしなく伸びています。

  2. 厚き雲へだてて梅雨の月の食

    これは面白い句ですね。梅雨時に月を、それも月蝕を愛でる(?)なんて
    常人には思いつかないですね。あの日、ニコタマでテニスをしていたら、太陽に大きな虹の輪がめぐっていて、誰かれ無しに、「今夜のスーパームーンの皆既月食は無理かな?」、と言う声。案の定、雨は降りませんでしたが、厚い雲で見えませんでした。次の皆既月食まで、余韻たっぷりのこの句が居座りそうです。

    1. 次は3年後だそうです。将来の話をすると家人はもう生きてないなどと味気ない返事を返します。
      先の不安など考えていたら今を生きてられない。「今ここに」をいかに充実させるか。それだけです。

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