似たものどうし

さまようて銀の道筋蛞蝓

ナメクジの季節となった。

庭のものをめくると出てくる出てくる。
だんご虫やらなめくじ。
シロアリでないのが幸いではあるが。
同じ仲間の蝸牛は木の幹を這ったり地上より高いところにいるが、ナメクジは大地にしっかりしがみついて這い回るのが性分である。ところかまわず這い回ったあとは、晴れた日など日に青く光っていさえもする。足跡をたどると狭いところをぐるぐる徘徊したり、その足跡にはおよそ目的というものを感じない。かれらの行動には何らかの意味があり行き当たりばったりというわけではないだろうが、ずいぶん遠回りな人生を歩んでいるではないか。
人もまた一直線に生きるというのはむずかしく、あっちへよろよろこっちへよろよろしているのであるから似たようなものでもあるか。

“似たものどうし” への4件の返信

  1. この時期のナメクジはじめ湿度を好む虫類は大嫌い。
    見るだけで鳥肌が立つ。
    唯一カタツムリは殻を被っているだけ可愛げがあるが殻がなければやはり気持ち悪い。
    今日は湿度100パーセントではないかと思えるぐらいジメジメの一日。
    これからこんな日が続くかと思うと気分が萎える。

    1. 苗の大敵でもあります。
      出かかった芽をかじったりして嫌われます。
      飲み残しの缶ビールを半分畑に埋めて水死させようとするテク、ハニートラップもあるようですが、そう目くじらたてることもないような。要するにナメクジを飼えるような環境にしておくのが悪いのですから。あきらめるしかありません。

  2. さまようて銀の道筋蛞蝓

    ヘビ苺に蛞蝓 ン? あと蛙が登場すれば、『児雷也』『大蛇丸』『綱手』ではないか! 大昔、東映で、大友柳太郎が大蛇丸を演じていました。綱手は女優が演じ、児雷也と力を合わせ大蛇丸をやっつける話。大好きな大友柳太郎が悪役だったのにショックを受けた映画でした。でも似たものなのにカタツムリは可愛いのに、ナメクジは気味が悪い。“銀の道筋”、気味悪さがよくでています。

    1. 児雷也!東映ノスタリジー。銀幕で見たのは何時のことだったのでしょう。三すくみのキャラをよくも考え出したものです。出演の俳優さんは覚えてませんが、あのころの東映と言えば薄田研二もいたのかな。
      蟇に乗って巻物咥えどろどろとやれば煙もくもくとして。。。。
      いや懐かしい。

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