発芽半作

こつち来い夕立雲に呼びかける

今日もまた空振りだった。

いつものようにすぐ西の空が真っ黒なのに南東の方向へ流れてゆく。ひと雨来れば野菜たちも喜ぶだろうにただ恨めしく見送るだけ。
夕立雲の傾向はどうも信貴山にぶつかって左右に分かれるようである。標高400メートルちょっとしかないのに空気の流れにそんな影響をもたらす力があるのだろうか。おそらく県境の大和川を隘路としてそこが鞴となって空気の流れがあり、その引力で夕立雲も引き込まれるのにちがいない。そこで大和川に沿って夕立が走ってゆくのだろう。それが盆地西端大和川北岸エリアに雨が少ない理由に違いない。ただでさえ盆地は水が少ないというのに当地は雨に恵まれない。
かくして今日も菜園へポリタンに水を捧げ持ち行く。
人参第一弾の種まきのためだ。人参は発芽さえしてしまえば大きな問題はないと言っていいほど大事だが、そのためには湿り気が欠かせないのである。

“発芽半作” への2件の返信

  1. なかなかうまくいかないものですね。
    欲しい時には恵まれない、自然のなせるわざ、こればかりは人間にはどうしようもない。

    1. ゆだねる、任す。それが自然とのつきあいのポイントでしょう。逆らったらいつかしっぺ返しが来ます。その最たるものが地球温暖化の諸現象。アメリカなどでは有機栽培すら地球再生の敵とされてきたようです。土のもつ自然治癒力が有機栽培でもってさえ回復できないからだとされてきました。

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