くるくると展がりそめし柿若葉
身の回りはすでに夏の季語だらけである。
たまたま今日は寒い雨で、おまけに黄砂まで覆ってくるということだが、連日の暑さで梅は1センチほどの実を結びはじめたし、柿は小さな若葉をひろげようと背伸びをしているみたいだ。
この柿の葉で三つくるめるくらいになると、隠元豆の蒔き時だと昔から言われている。そのでんで言うとまだちょっと早いと言えるのだが、これだけ季節が先へ先へ進むのなら少々フライングでも問題なかろう。
これと同じように、合歓木の花が盛りを過ぎたら豆を、すなわち大豆だが、まけとも言われている。
このように、自然のものに即して農事をさだめるのは先人からの知恵だが、現代にも十分通用する考え方であろう。
ホームセンターへ行けば夏の野菜の苗がこれみよがしに店先に並べられている。つい手が伸びそうだがさすがにそれは早計であろう。いまだ遅霜のおそれもあるわけで、自重自重。
お百姓さん並みの知識ですね。先人の知恵はやはり素晴らしい!!
昨年よりも早く庭のモッコウバラが満開に、次は何の花が?
手入れもせず自然の流れに任せきりですが時期が来れば忘れずに咲いて楽しませてくれている。
花水木は満開。そろそろつつじが開きそうです。そうなると野山はやがて桐、藤の薄紫に染まります。