臨時早退

日もすがら沙羅の落花の腐し雨

一日花だから毎日咲いてはこぼれてゆく。

そういう性格の花だが、この豪雨にたたかれていつもより多くこぼれ色あせてゆく。
まさに諸行無常の象徴だが、雨となるとひときわその重いを強くする。
今日は朝から大雨、洪水、土砂崩れ警報が出て、当町では高齢者は避難するよう防災放送があったり、スマホの災害警報がけたたましく鳴ったり、いやはや騒々しい日であった。
さいわい、数時間で解除されたが、当町はとりわけ大和川に近い地域は何度も浸水の被害にあっているし、崖の多い地区もあるので、役場の人たち、消防団、そして介護施設職員なども大変なことである。
共稼ぎの隣家には小学生のお子たちがいるが、午前中に早々と休校となったなったようで、先生たちに連れられて帰ってきた。上の子はもう高学年なので留守をしっかり守っているようだった。このようにして、昼間親御さんの居ない家庭の子供たちはたくましく育ってゆくのにちがいない。

“臨時早退” への2件の返信

  1. 沙羅双樹の花は見たこともなくどんな?という感じ。

    昨日は終日降り続き東海豪雨を思わせ心配したが一夜明け陽射しが戻りつつある。
    当地にも初めて線状降水帯が発生した。
    鉄道も乱れ中央線に乗る家人は二日連続車通勤となった。

    1. 一般に夏椿のことを沙羅と呼んでますが、沙羅双樹とはまったく別の種類だそうです。
      一日花ではらりはらり散ることから儚げな名前をもらってますので、承知の上で沙羅になぞらえて言うことが通っています。
      当地も大和川の盆地出口の最後になりますので盆地に降った雨が集中してしまい、川沿い地区はいつも危険にさらされています。昨日は大和路快速線(関西本線の奈良〜大阪間)の線路が水没したとかニュースで流れたようで、子供たちから安否を尋ねる連絡がありましたが、高台にある我が家は浸水の心配は全くないところですので安心ですが。

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