子と言へど血の気引かるる蝮かな
忘れたころに遭遇するもののひとつに蝮がある。
草が生い茂っていたお隣の区画に鎌が入ったせいか、小さな赤褐色の蝮の子が這い出てきた。はじめはミミズでも掘り出したかという程度にしか思わなかったが、どうもどこかおかしい。
そう、頭があるのである。これは色、形からして蝮の子に違いないと気づいて思わず飛び上がってしまった。
敵も子供とは言え早足である。草むらにまたたく間にかき消えてしまった。
あらためて野良では長靴、長袖、そして手袋。たとえ暑くても肌をむきだしにしては危険と言うことを再認識した。先日もイタチを見かけたし、周りが田圃に囲まれていれば蛙やそれを捕食する鷺はもちろん、蛇だって潜んでいることを肝に銘ずるのであった。
住宅街にでもマムシがいるとは驚きです。油断大敵ですね。
大昔、野良仕事の母について行って何かの虫にかまれて泣き出した私に母がマムシに噛まれたと勘違いして負ぶって医者に駆け込んだことがある。
それほどマムシは恐れられたし命取りにもなりかねない。
私が噛まれたのはどうもムカデだったようであるが・・・
団地に隣接する田畑です。田圃に続く家の庭に蝮が逃げ込むのも見ました。小さなお子さんがいる家庭は要注意ですね。
子と言へど血の気引かるる蝮かな
面白い句ですねぇ。
コメントに「ミミズでも掘り出したか—、どうもどこかおかしい。—頭がある」、と。まさか蝮とミミズを見間違えるはずが・・・、とググってみると、ビックリ!、確かに蝮の子って、ミミズそっくり!!
子蝮でも咬むかな?とも思ったが、写真を見ると掌に乗っけた写真がいっぱい。咬まないと分かりますが、さすがのほたかさんも血の気が引いたんだと思うと・・・何かケッサクでした。
あの赤褐色はミミズそっくりなんですよ。くねくねしてるし(だからスネイクか)太ミミズに間違えてもおかしくないです。これが秋頃になれば若武者になるのかと思えばスコップで断ちきりたいところですが、それどころではなかったし。