滴りて苔を一脈走りけり
水一滴が貴重な季節。
体が感じなくても水を十分に摂れという。とくに齢とってくると体温が上がっていても鈍感になるので自分では気がつかない危険が忍び寄っているらしい。そのせいか、意外にも室内での熱中症が外よりも多いというデータもあるようである。
昨日、今日あたりは今年一番の暑さ。
昨日はぼうっとしていたわけではないが迂闊にも鎌で指を傷つけてしまった。さいわいたいした傷ではなさそうだが、やはり注意力が散漫になっていたのだろう。
畑では西瓜がごろごろ生ってきて、あと一週間もすれば初収穫となりそうである。そうなると、また冷藏庫に入らないなどの騒ぎになりそうだが、素人菜園とはそんなもの。旬を迎えた野菜たちはこちらの都合にいっさい関わりなく好き勝手に実を生らせていくものだ。
いまのところ胡瓜もがぶりと噛めるし、野菜をおいしくいただけるのはありがたいことである。
スイカがゴロゴロ、夏野菜で冷蔵庫があふれんばかりとはなんと贅沢でしょう、羨ましい限りです。
ここ数日地獄のような暑さ、そんな中、不幸が重なり今もお通夜から帰ったところ。
熱中症で亡くなったわけではないけれどこの暑さは高齢者にとっては耐え難いものがある。
共に70代、80代というまだ惜しまれる年齢である。
かつては「今朝はよく冷えるなあ」と思っていたら、案の定訃報がつぎつぎ舞い込むということがよくありましたが、昨今では真夏のこの暑さでも注意してないと命を落としかねません。
年齢からなにごとも耐性が低くなっていることを自覚せねば、周囲にも迷惑をかけますので気をつけたいものです。