お茶を濁す

飼猫の喧嘩をさばく夜の秋

山の端に日が沈んだとたんに風に涼しさが加わる。

わずかずつだが秋の兆しを体で感じるようになったのは嬉しいが、昼間の日差しに射られるととてもじゃないが立っていられない。暦では秋だが皮膚感覚ではまだまだ夏のままである。
虫の声も少ないし、水もまだまだ生温い。秋の材料を求めるのは至難の業で、今日の句のように夏の句でお茶を濁すしかない日々である。

“お茶を濁す” への2件の返信

  1. 先日、ウトウト眠りに落ちていく中、どこか遠くから何の虫かわからぬがかすかに涼しげな鳴き声が聞こえた。
    夢なのではないかと思ったがやはり虫の音色に違いない。
    目には見えねどはやはり確かなようである。

    1. 暑い最中にいっときキリギリスが鳴いていましたが、今はそれすら聞かれません。熱帯夜がまだしばらくという予報ですから虫も控えているのかもしれません。

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