天を仰ぐ

稲の花あるじ病に倒れしと

盆地の田はようやく花の季節を迎えた。

菜園の隣では田植したもののその後体調を崩して田の草もままならないのは見るに忍びないが、他の田にくらべやや遅れてはいるものの穂が揃い始めた。
主に代わって面倒を見ている人もいるようだが、やはり毎年のように美しいとは言えない。
境界の草を折半しながら刈ることになっているのだが、この分ではこちらが負担せざるをえず、いつまでも残暑が尾を引いている状況では天を仰ぐしかない。さらに、秋冬野菜の準備に追われるなかでなかなか手が回らないというのもあって、気をもんでいるのだが。

“天を仰ぐ” への4件の返信

  1. 毎日のように田畑がまじかで見られると生育状態とかが一目瞭然。
    刈り取った後ならばまだしも田んぼの持ち主はさぞや無念でしょう。
    この毎日の炎天下での農作業は命がけですね。

    1. さいわい溜池の水の心配はなさそうですが、この炎天下稔りの方はどうなるんでしょう。当事者ならばなおのこと天気のことが気になるのでしょうね。

  2. 稲の花あるじ病に倒れしと

    稲田の美しさと言うか、勢いと言うか、その育ち振りと言うのは、土を触っていない我々でも、一目瞭然です。ここ数年、真夏に、八幡平、長岡、奥会津と東北を巡っていますが、つつましい温泉に魅かれる以外に、稲田の美しさがあります。普段スマホに張り付きの中二の孫も、東北はジジババの誘いに即OKで、行けば、盛夏の勢いのある稲田をウットリ見て、いいなぁ、と呟いています。手入れのしっかりした稲田の美しさと言うのは、誰もが理屈抜きに感激するものなのですね。

    1. かれこれ40年ほど前のことでしょうか。9月末、鳴子から峠を越えたら横手に出ました。そのとき横手の町を巻くように国道を進んでいくのですが、一面の金波に一同歓声をあげたことを思い出します。おまけに国道沿いには真っ赤なリンゴがたわわに生っていて、美しさと言ったら一生忘れられない光景です。
      東北の秋はほんとうに美しいです。
      途中郡山でスピード違反でねずみ取りにかかったことなど吹っ飛ぶくらい。
      その夜のきりたんぽ鍋にも魅了された角館。
      東北最高。

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