太古から

ともに莢剥いてふたりの豆の飯

毎日が豆の日。

家庭菜園をやると、豆ならば豆、菜の花なら菜の花、胡瓜なら胡瓜と毎日毎日同じものが食卓に並ぶ。
旬のものだから体にもいいはずだし別ににいやでもないけれど、さすがにちょっとは飽きてくるものだ。
とくに、豆の場合はその期間が長くなる。
莢豌豆、スナップエンドウに始まって、実豌豆、インゲン、ササゲと夏まで切れ目がない。
ただ、どれをとっても保存がきいて重宝な作物と言えるし、そもそも豆は原始の昔から食べられてきた息の長い食物である。栄養価も高く体にいいし、メニューも多彩に考えらる。夏の枝豆、秋の大豆、小豆、どれもありがたい食べ物であることにかわりない。

“太古から” への2件の返信

  1. ともに莢剥いてふたりの豆の飯

    コメントは豆談義になっていますが、この句だけ見れば、長年添いあった翁・媼のほっこりした光景が浮かんできます。
    好い句ですね。

    1. ありがとうございます。
      豌豆の類いは実が未熟な場合は莢も柔らかくそのまま食べられますが、実が充実すると同時に莢も固く筋張ってとても食べられてものじゃありません。
      靑豆のうちにいただくのがいわゆるグリーンピースで、莢もまだ青いうちに収穫し、ひとつひとつ実を取り出します。一度に食べきれないほど採れたのを向かい合って莢剥きするのも、老境に入った夫婦の時間の過ごし方かも。

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