太古から

ともに莢剥いてふたりの豆の飯

毎日が豆の日。

家庭菜園をやると、豆ならば豆、菜の花なら菜の花、胡瓜なら胡瓜と毎日毎日同じものが食卓に並ぶ。
旬のものだから体にもいいはずだし別ににいやでもないけれど、さすがにちょっとは飽きてくるものだ。
とくに、豆の場合はその期間が長くなる。
莢豌豆、スナップエンドウに始まって、実豌豆、インゲン、ササゲと夏まで切れ目がない。
ただ、どれをとっても保存がきいて重宝な作物と言えるし、そもそも豆は原始の昔から食べられてきた息の長い食物である。栄養価も高く体にいいし、メニューも多彩に考えらる。夏の枝豆、秋の大豆、小豆、どれもありがたい食べ物であることにかわりない。

来年も

飽きもせで来る日くる日の豆の飯

どの皿にも豆がはいっている。

この時期だからエンドウ豆だが、はじめてチャレンジしたわりには豊作で、食べても食べても減らないというくらい。
豆飯はもちろん、サラダにも肉料理にも甘い豆がたっぷり入って来年もまた作らねばと思う。

お供え

お供への豆飯下げる夕餉かな

豆飯は大好物。

今年何回作ってもらったろう。
ところで、仏さんのお供えを下げたものは捨てるのではなく、鳥たちなどに施すものだという。そこで豆飯の時だけは、温かいうちにすぐに下げさせていただくこともある。
勿体ない精神をもっと発揮させなきゃね。