独り来て植田みるみるうまれけり
いつもの景色と違った。
どうやら今日田植えしたらしい。
この辺りではまだ一枚目だが、週末の明日はあっという間に周りの田も植え終わるに違いない。
棚田なので規模はそう大きくはなく、一枚植えるにも短ければ一時間ほど、長くても二、三時間で終わってしまう。
昔のように家族総出で植えるという景は見られない。たんたんと田植機が田に入って、何往復かしてそれでおしまい。
田起こしに始まって、畦塗り、代掻き、どれも機械でやるのでほとんど独りで済ませてしまう。
子供の姿などはいっさい見られない、田植え光景も様変わりである。
先日テレビで不思議な光景を目にした。
田んぼに入った田植え機に人がいない、無人なのである。
昔の田んぼのイメージしかない私にとっては驚愕であった。
農機具はここまで進化したのかと・・・
農機具メーカーなどが開発中というのを数年前のTVで見ました。人工衛星あるいはドローンを使った自動操縦のようで、今はまだ大規模圃場ならばこその技術だと思われます。
お昼をもって家族親類近所みんなのピクニック気分の田植などすっかり姿を消しました。