去るとみて遁術つかふ蜥蜴かな
かくれんぼ遊びをしているようだった。
遁術の名人は角を曲がって逃げたかと思ったが、そっと覗いてみるとこちらを伺う目と目があった。
そのまましばらく睨めっこ。こちらが動けば敵も逃げる構えのようだ。
ただ、その目には警戒心を感じるものの、恐怖感はなさそうなあどけなさが見える。
人間と適当な距離をおくことを生まれながらに知っているようで、無碍に殺生もなるまい。
爬虫類は好きではないが、小さな蜥蜴ならばそれほどの嫌悪感は起きない。むしろかわいいとさえ思えるのが不思議である。
庭で時々見る蜥蜴は小さくて私もかわいいと思う。
ちょろちょろと走り回るのも愛らしく感じる。
大体大きな蜥蜴なんて見たことがない。
蜥蜴のしっぽ切りなんて使われるのはかわいそう、でも実際蜥蜴のしっぽはすぐ再生するのであろうか?
実際に生え替わりなのかどうか本人に聞かなければ分かりませんね。ただ、尻尾がなくなった蜥蜴を見たことは何度かあります。
土竜さまお成りの径の梅雨茸
去るとみて遁術つかふ蜥蜴かな
土竜、蜥蜴と会話の日々。
穏やかな空気感が伝わってきます。
自然界は実に様々な生物に,多様な能力を授けていますね。
翻って人間の能力は,日々進化しているんでしょうか。
本来備わっていた能力までが、衰えつつあるような気がしています。
Return To Nature
これで行きますか。
人間が地球で一番偉いなんて勘違いしてる人には共生という概念はないのかも知れません。そういう人は人にも謙虚にはなれないかもしれませんし。
仏さまの教え通り「いかされている」。日々感謝です。