捨苗に代へたる株の幼げに
捨て苗あるいは余り苗とは、旨く根付かない苗が出た時等のために田植えの際余った苗を田圃の隅に植えておくものをいう。
今日初めてそれが用いられる場面を見た。風か何かで飛んできた大きなゴミを取り除いたあと、痛んだ株の代わりの捨て苗が植えられたのだ。余り苗というのはたいていはひとかたまりになって植えられているので、ちゃんと田植えされたものより発育がよくない。だから、捨て苗に植え替えられた一画は背が低いというのだ。
なにかしら理屈っぽい句だが、より田に近い環境で暮らしているからこそ詠める句だと思う。
「捨て苗」が有効活用されてよかったです。 田のことを知らないので、「へえー、そういうふうにするんだ!」と思いました。 農業も創意工夫しながら長い年月やってきたんですねえ。 家の近くのビオトープも田植えが終わりました。 小さな田ですが、案山子もあるし、蛙も鳴いて、それらしい雰囲気になっています。 所詮、箱庭ですが、見るとほっとします。
以前から「余り苗」が田の片隅に植えられているのを知ってはいましたが、実際に使われる場面に遭遇したのは初めてです。そして初めて「余苗」「捨苗」という季語があるのを知ったのですが。
ミニチュアの自然でも癒やす力は同じかもね。近くにあってよかったです。
なるほど「捨苗」「余り苗」って言うのですか。面白いですね。
稲作りに関わる用語は生活そのものだから実感がこもってると思います。余って捨ててもいいんだけど予備として残しておこうってことですね。役に立ってよかった。
田植えしたあとも安心できない。田の仕事は大変です。
「捨苗」「余り苗」の名前は知りませんでしたが実際に余った苗は田んぼの隅っこに固めて植えておくようにと教えられその通りにやっていました。
これも大事な知恵だったのですね。
昔の米作りは本当に大変な作業でした。
今週の田舎は朝な夕なに河鹿が美しい声を聞かせてくれました。
姿は見えないのですが前の川から聞こえてくるようでした。
まさに田園風景ですね。だけど雑草取りなど田の仕事が一番忙しい頃かもしれません。