桐に似た花

橡の木の葉は伏せ花は直に立つ

橡の木を見ることは意外に少ない。

山深いところにあって、里にはないからだろうか。
なんとか目にしようと思えば、植物園とか公園に行くしかないのかもしれない。
さいわいなことに、馬見丘陵公園はいろんな樹木が植えてあり、それぞれに名札をぶら下げていてくれるので、いろいろ知ることができる。その橡の木は、中央入口から入ってすぐのところにあった。想像以上に葉が広く大きい。そのせいかどうか、葉は重そうにやや垂れているが、花の方はと言えばまるで桐の花のようで、直立した円錐形をした花序にいくつもの花をつけている。色は地味な白だ。

“桐に似た花” への6件の返信

  1. 橡の木、とち(栃)と読むのですね。
    飛騨地方ではよく見られ実を砕いて渋抜きしたものを煎餅や栃餅に加工します。
    栃の実煎餅は固いですが香ばしくて美味しいです。

    1. あと、その名の通り栃木県にも多いと聞いてます。
      その昔熊野の親戚からよくいただいていたとち餅ですが、渋を抜いて粉にするまでの工程が大変だということを聞いて、あの頃はそんな手間をかけて大事な食べ物だったんだということがよく分かりました。
      今でも、正月頃になるとあのとち餅が無性に恋しくなります。

  2. 時間があったので私の持っている漢和大辞典の木部を調べると56頁もありました。音は読めても訓は読めないものがほとんどで、情けないですね。漢字は奥が深いですね。読みだしたら限がないですね。
    我が家の小さな小さな庭にある梅の木にヒヨドリが巣をつくりました。こんなことは初めてです。こんな狭い庭なのにどうして?という感じです。
    そっと巣を見上げますと中にいるヒヨドリと目が合います。脅かしてはいけないとすぐに家の中に入る毎日です。もっとじっくり観察したいのですがね・・
    親鳥が来る時すぐに巣には入らないですよ。三段階くらいに他の木にとまって周りをみてから入ります。
    無事に育ってほしいものです。

    1. 漢和辞典を引かなくなって久しいです。
      というのはパソコンでATOKという日本語変換方式を昔から使っているのですが、これに「手書き文字変換」という便利な機能があるので、もっぱらそちらを利用しています。
      逆に、句会で選句となって知らない文字が出てきたときなどは困ってしまいます。漢和辞典を毎回持ち歩くわけにはいかないし、まもなく吟行用のiPadが届くので何かいいアプリがないか調べようと思っています。

      ヒヨドリの巣が烏に狙われなければいいですね。

  3. そうですか、栃の木の花ってそんな感じですか。いつものルートにあるので今度見てみます。桐の花はほとんど散りましたね。

    1. 遠くから見ると、というか高くて細かい部分までよく見えないという意味ですが、花の形は桐そっくりに見えます。大きさも負けてないくらいあります。葉がまるでヤツデを広げたように一カ所に何枚もついて、しかも大きいので、花とはよく釣り合ってると感心してしまいます。
      一度じっくり見てみてください。

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