ざりがにの己が爪にて釣られたる
ざりがにの不覚とったるするめかな
ざりがにが釣れて水汲むバケツかな
一匹は釣れたが、二匹目は穴の中に閉じこもって出てこないのだという。お兄ちゃんがうまい具合に穴の入り口に餌のするめを投げ入れることができたと思ったら、赤い爪がニョキッと出てきてするめを引き込もうとする。
お母ちゃんが今だよ!と促すとどうだ、うまい具合にするめを挟んだままのザリガニが引き出されて、そのまま釣られてしまった。
そんな光景を見物していたら、小学生低学年の頃の遠い昔を思い出した。あの頃はするめなんて貴重な食べ物で、とてもザリガニの餌になどできるものではなかったなあと。僕らはそのあたりで捕まえた殿様蛙のむき身だったのだから。
そうか、昔は蛙の足でしたかね。今はするめです。どうも煮干しでは具合がよくない。やはり匂いなんでしょうか。ざりがに釣りは小さい子どもに生き物に触れさせるかっこうの機会だと思います。
ときにはあのハサミで痛い思いをしたりして、いろいろ学習するのにもいい機会です。
ざりがに釣りをしている子供たち、よく見かけますが、目がきらきらしていていいなと思います。
夢中になっている姿に見とれてしまいます。この光景は昔も今も変わりませんね。餌までは考えませんでした。
写真を見ていて気がついたんですが、竿なんてそこらに転がってる棒ですよ。お父ちゃんはいなかったのですが、代わりにお母ちゃんがいい教育してると思いました。
近辺では最近見かけなくなりました。
子どもたちが幼い時は河川敷が今ほど整備されていなくて沼のような水溜まりでよく釣れました。
その時の餌は豚の細切れでしたね。
それでも贅沢な餌ですね。柔らかいのでたくさん釣れたでしょうね。
なつかしい光景ですね。
子供の頃は、夏休み中は毎日のように、炎天下でトンボとりやザリガニとり、飛蝗とり、フナとりなど良く遊んだものです。
当時は、日射病になるからと帽子をかぶりましたが、今でいう日焼け止めなんてものはなかったからね。
ザリガニの餌は獲ったトンボや飛蝗を使ったね。
スルメは食料品であって、ザリガニに使用することなんて考えもしなかったね。
そうかあ、蝗とかトンボとかの虫もいいだろうねえ。なぜか僕の場合は、いつも蛙の皮をむいたものばかりだったなあ。今となってはとても可哀想なことをしたなあと反省してるけど。