喜雨ならん農の生計にあらねども
昨日のような雨を「喜雨」というのだろう。
晩秋から春先にかけて盆地を移動する時雨を遠目にもよく見かけるのだが、夏の雨雲というのは低くて空全体が暗くなってくるので今どこが降っているのかは近くになってからでないと分からないことが多い。昨日の場合は、坂の先の駅の向こう側が烟っているので「こっち来い、こっち来い」と念じていると、やがて白い幕のようなものが段々近づいてきてそれがこちらの方へ向かってくるのだった。
1時間くらいは降ってくれた夕立であった。
連日の日照りに焼けそうな田や畠にとってひさしぶりの慈雨となったのは言うまでもないが、農業をやらない我らまでもが待ち焦がれていた雨、それも驟雨と言っていいくらいしっかり降ってくれたのである。
一部には降りすぎるくらいであった雨ではあるが、盆地を東から西へ向けて駆け抜けるように雨をもたらした雨雲も夕方にはあがり、夕方のニュースでは若草山に虹が立っている模様が映し出されていた。
「喜雨」というのですか。日照り農家にとってはありがたい。でも降り過ぎると「悲雨」になる。紙一重ですね。それにしても雨にもいろんな呼び方があって面白いですね。
歳時記を繰っているといろいろ新鮮な言葉に出会えて楽しいものです。知ると使ってみたくなったりします。
やはり俳句の基本は季語だという思いが日に日に強まっています。
例年大きな話題になるダムの水量が減り、その対策として行われる取水制限のことが今年はでてきませんね。
いつも話題にのぼる九州北部、四国、関東北部に今年は局地的豪雨等が多いことが影響し、ダムにもたっぷり水が溜まっているからかな。
それにしても、年々雨の降り方が尋常ではないよね。
1000mmを超える雨が数日で降ったりしたのでは、日本の狭く急な川では持ちこたえられないよね。
ついこの間までは雨量が例年の半分もないとかニュースになってましたが、降るところには降る、まさに「降れば土砂降り、バケツ降り」ですね。
こちらでは今夜あたり降るとの予報でしたが、いまのところ蝉しぐれ状態です。
きょうは随分と涼しいので、午前中早めのお墓参りに出かけました。
いつものことながら墓洗いをし、花をたむけ、線香をつけるとすっきりします。
お盆まじかなので、芝生もしっかり、ていねいに刈られており濃い緑がきれいでした。
墓石の苔や雑草もとってすっきりお迎えの準備も整いました。「墓洗ふ」。まさにお盆らしい季語です。
朝からシトシト降り続け台風はまだこれからでしょうか?
行楽の出足をくじく台風11号ですね。
三重の避難情報がいっぱい出ていてわが故郷は毎年のように88世帯187人と言うNHKのテロップにドキリとさせられます。
そんな時真っ先に浮かぶのは母のこと。
しかし今年は施設にお世話になっているので少し安心しています。
さぞかし雨漏りがひどいだろうな~
来週はお盆の諸精霊追善法要や登山などが控えており被害のないことを祈るばかりです。
特別警戒警報が出てびっくりしております。雲出川、安濃川、鈴鹿川。こわい映像です。
高潮の時間ともぶつかって、伊勢湾台風のことが頭をよぎりました。
当地も未明あたり台風がもっとも接近するとかで、さきほど簾とか庭のものを片付けました。
無事に通過することを願うばかりです。