采女の袖吹き返す

若葉風明日香の幣の揺れやまず

昨日は半日だけの飛鳥散策。

飛鳥坐神社

明日高校同窓生K君ご夫妻に飛鳥を案内するための現地調査を兼ねている。最近股関節の具合がよくなく、果たして無事に甘樫丘に登れるかを確かめるのも重要な目的。登り口はいくつかあるが、もっともなだらかなルートならば、ゆっくりゆけば何とかなりそうだ。
K君とはブログで毎日のように励ましのコメントを書いてくれるキヨノリ君のことで、今週ご夫婦で奈良、斑鳩、西の京など大和各地を回られている。折悪しく台風6号襲来で、今日などあいにく雨が降ったりやんだりしているが、ピークは今夜で明日朝にはもう抜けるという予報なので明日の飛鳥散策には支障ないと思われる。

明日のルートとしては、甘樫丘を降りてから飛鳥寺を経由して万葉文化館へ向かう予定。ここは一つ上の高いところを通る多武峰側の道にあっていつもなら車だが、明日はレンタサイクルの予定なので最短のルートを確認するべく飛鳥寺東の細道へ。そのとき今まで訪ねたことはない「飛鳥坐神社」の鳥居が目に飛び込んできたので迷わず立ち寄ることことにした。
ここは春の御田植祭(おんだまつり)で夫婦和合の踊りを捧げる奇祭の社としても有名で、いつかは行かなきゃと思っていたからである。子孫繁栄、子授かりの神としても有名な神様だ。

絵馬には子宝に恵まれるようにと

結びの神石

家族の健康を祈願して辞した。

掲句は志貴皇子の歌碑が甘樫丘登り道の途中にあったのに触発されて。

采女の袖吹きかへす明日香風都を遠みいたづらに吹く
 (萬葉集巻1-51)

“采女の袖吹き返す” への6件の返信

  1. 今日13日は台風も過ぎ去って、全国的に快晴のようですね。
    キヨノリ君ご夫妻をしっかり案内してあげてくださいね。
    持つべきものは、友ですね。
    行きたい場所が多すぎて選ぶのが大変そう。
    今度(23日)キヨノリ君に流山吟行で会うので、その時、奈良・飛鳥の旅の様子を詳しく教えてもらうことにします。

    1. ただいま戻ってきました。
      天気と心地よい明日香風に恵まれて最高の「飛鳥ポタリング」でした。
      飛鳥の主だったポイントをだいたいは押さえるコースなので、相当タフな一日だったのではないでしょうか。電動自転車なくばとてもこなせない一日だったと思います。
      詳しくは吟行時のお土産話でお聞きください。

  2. 今日は初夏の風をきってのサイクリング。
    台風も去り気持ちの良い飛鳥巡りを楽しまれたことでしょう。
    後ほど詳しい思い出話を聞かせていただけるのを楽しみにしています。

    1. このたびはお母様をお見送りなされたと聞きました。さぞお気を落とされたことと、心からお悔やみ申し上げます。

      仰るように今日は初夏の気持ちいい風に吹かれながら一日を過ごすことができました。もし上京されましたらご本人から詳しい話をお聞きください。
      私は今日のポタリングから今日の一句をこれから捻らねばなりません。

      1. ありがとうございます。
        今頃は父と対面している頃でしょうか?
        満足な人生だったと思います。

        電動自転車という手がありましたね。
        23日上京するのが楽しみです。
        さて今日の句は?

        1. 最後はよくお見舞いに行かれました。お母様もきっと喜んでおられることと思います。

          弟さんとは山崎でお会いできるのを楽しみにしていたのですが、また別の機会もあるでしょう。
          東京では源氏、百人一首をめぐるお話、おおいに楽しんで来てください。

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