肥えた土

養生の甲斐あり蚯蚓育つ土

山土を入れただけの庭は本来何も育たない。

山を削って運んできた用土というのは栄養分がないからだが、それでも2,3年経てば雑草の種が飛んできて芽を出してくる。そうならないように庭木や花を植えて形を整えるわけだが、そのためには腐葉土や堆肥をすき込まねばならない。
すると、それらの有機成分を微生物が分解したり、やがて蚯蚓なども増えて分解を一層促して、いわゆるふかふかの肥えた土になる。
だから蚯蚓が育つ土は植物にとっても快適な環境とも言え、土がいいかどうかは蚯蚓の有無によって判断できる。

手で引いてられないくらい雑草がひどいので、鍬でもって根こそぎ起こしてやろうとしたら、可哀想にもちょん切られたミミズ君が何匹も踊り狂うことになった。ようやく庭の土も肥えてきたのはめでたいが、ますます雑草との戦いに明け暮れしなければならないと思うと気が重い。

“肥えた土” への2件の返信

  1. 昨日は流山吟行でした。
    蒸して夏の暑さが感じられる一日でした。
    キヨノリさんがいつも散歩している江戸川土手、ゆったりしていて良かったです。
    行々子も鳴いていました。
    句会場の一茶庵、双樹亭、見どころが多かったです。
    ICカードが使えない、駅員が切符を受け取る流鉄、なんだか懐かしかった。

    1. なにせ雉が顔を出す散歩コースですからね。たっぷり五感で季節を感じられたことでしょう。佳句がいっぱい生まれたのでは?
      「武相荘」を組み込んだ里山吟行などの企画があれば食指が動くなあ。

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