吊鉢が仮の庵や雨蛙
住宅地に隣接する田の方向から蛙の声がさかんに聞こえてくる。
確認したわけではないが、おそい奈良盆地の田にもようやく水を張り始めたのではないだろうか。
そう言えば、いつもなら庭で声を聞かせてくれる雨蛙君の鳴き声を聞かないし姿も見かけないので、何処かへ行ってしまったか、死んでしまったに違いない。
そんなことを考えていると、今日ひょっこりと顔を見せてくれたのである。いつものようにランの棚に吊ってある鉢に水をやっていたら、半緑色の衣装に身を固めた一匹がこっちを向いているではないか。
鉢は冬の間は部屋に取り込んでいるので、春に外へ出したらいつの間にかやってくるという彼(または彼女)にとってはお気に入りの場所らしい。毎年寒くなるといつの間にか姿をけしてしまうが、よもや鉢の中で冬眠しているのではあるまい。
今日もまた真夏日に近く、例によって奈良盆地には雨がなかなかやってこずゲッゲッゲッという予告もまったくないので、それまでは毎日天に代わってせっせと水分補給してやらなきゃね。
雨蛙くん、三年越しですね。元気で生き延びていたのね。
ちゃんと身を守る術を知っているのかしら?
小さくてもすごい生命力ですね、何だか愛おしい・・・
名前をつけてあげてね。
貫禄みたいなものが漂ってますので、「棚住みの大人(うし)」と尊称で呼ぶことにしましょう。
小さいものはみな愛おしいですね。
毎年顔を見せてくれる雨蛙、元気でなによりです。
私が毎日観察しているヒヨドリの巣、雛が2羽います。
親鳥が近くに来るとピーピー鳴いて、黄色い嘴を精一杯開けて餌をねだっています。
親鳥が近くにいない時は声もたてず、巣の中にもぐりこんでいます。
鵯の子育ては年一回だけでしょうか。親の愛情いっぱい受けて元気に巣立つといいですね。
昨夜は関東地方は東日本大地震以来の大きな地震に見舞われました。神奈川はほぼ震度4でしたが湘南の二宮町は何故か震度5強でした。
最初は小さな地震かなと思っていたら、そのゆれが収まったと思った後から長周期の船揺れのようなゆっくりとした横揺れがきて、いつもの地震と違うことに気がつきました。
このところ地震に火山の活発な活動やら、なにやら不安定な按排になってきましたね。
学者によってはむしろ静かだった今までの方がイレギュラーだと言ってますね。
今回の避難が比較的スムーズだったのは日頃の準備があったからのように思います。「備えあれば憂いなし」ではないですが、非常持ち出しとか見直さなくちゃね。