水瓶に響き妙なる雨蛙
マイ畑にも青蛙が居ついている。
おおきな水瓶を並べて雨を溜めたり、運び込んでるのだが、その近くは手が入りにくいこともあって草蔭に覆われている。当然餌となる虫も多いだろうし、蛙にとっては身を隠すには格好の場所なのであろう。行けば必ず顔を出して、たいして慌てるでなくこちらの様子を伺っている。
今日はどうしたことか、水瓶のなかに入り込んでいるようで、箕をかぶせてある瓶のなかではよく響き合ってつねよりいい声を聞かせてくれる。とうとう引きあげるまで瓶の中でずぼらを決め込んでしまった。彼あるいは彼女にとっては居心地がいい安全地帯なのであろう。