飛火野点景

飛火野の画布一脚に緑さす
緑なす大樹の陰の画布まさら

飛火野は広い芝生広場。

大楠の大樹が真ん中にでんと座を占めている。明治天皇が休まれた御座所跡に植樹された木だという。
この大きい光景をまた別の大きな木の下にキャンバスを立てて描こうとする人がいた。
夏の暑い日、平日の正午近くともなると人気もなくて、一人の画家とわずかな鹿がたむろするだけ。
緑陰にたてたキャンバスはまだ何も描かれてなかった。

“飛火野点景” への4件の返信

  1. 梅雨入り宣言
    昨日山陰では梅雨入り宣言が出たばかりだというのに、今日は朝から素晴らしい天気でした。6時に家を出て海に出ると、海面が鏡のようになめらかでキラキラと輝いており思わず見とれておりました。
    日野川の最下流の突堤の上では、美しいお嬢さんがスマホを向けていましたので、思わず*海がきれいですね*と声をかけてしまいました。
    今晩は久しぶりにアジのフライをするということで、家内と浜防風の採取に出かけました少し遅いかと思いましたが。
    早速夕飯に頂きましたが、金漆樹に似た味で美味しかったです。

    1. 俳句では「防風」が春、「防風の花」が夏の季語というのは知っていましたが、この「浜防風」を食べるのは初めて知りました。やはりフライか天麩羅で?
      別名「伊勢防風」とも言うようですから、出身の伊勢湾の長い海岸線で見かけたはずですが、地元で食べたという話も聞いたことがありません。
      コシアブラと同じ味だそうですから、これは相当期待がもてそうです。機会があったら食べてみたいものです。

  2. 色んな所に吟行できていいですね。飛火野、ここも歴史がいっぱい埋れていそうですね。

    1. 奈良公園へは俳句会だけで年に4回は吟行してるのじゃないでしょうか。いつ来ても句材が尽きることはないようです。先達の季題の掬い上げ方にはいつも勉強させられます。
      来月は浄瑠璃寺(京都府)の予定です。九体のお釈迦様がおられる極楽浄土を再現したお寺です。平安貴族が競ってこのような寺を建てたんですね。

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