行基さん

御像の噴水に立ち托鉢す

近鉄奈良駅頭の行基菩薩像の噴水である。

近鉄奈良駅頭の行基菩薩像噴水

行基さんは広く民衆に仏の教えを説いたり、社会慈善事業などをおこなったほか、東大寺大仏建立の責任者として広く慕われていて、呼び捨てにするのは地元の人ではないと言われるほどの人気である。行基さんの視線に先にあるのは大仏殿。今も見守っていられるというわけだ。
この噴水像は待ち合わせには格好のポイントで、吟行時にもよく利用させていただいている。
ささゆり祭の前日、大神神社豊年講の皆さんによる奉献行列も途中ここで一服を入れておられた。

豊年講によるささゆり奉献行列

また、地元小学校の4年生くらいの一団も来て、先生から行基さんの解説を受けたあとしばらくは写生の時間のようだ。ここでも無論「さん」づけで呼ぶように先生が教えているのが印象的だった。

様々な国からさまざまな人たちがここを通るが、この日は噴水を背にして托鉢に立つ僧がいた。ときどき片足重心になったりして長時間の托鉢に耐えておられる。通りがかった人もお布施して、そのあと行基さんに向かって深々とおまいりするごく自然な姿を見るとどうやら地元の人であろうか。

“行基さん” への2件の返信

  1. 努力∞
    お早うございます。今朝は久しぶりの雨だったのですが、40分程海岸線を歩いてきました。皆生海岸もご多分に漏れず、浸食作用に対応するためテトラが乱立し景観を損なっています。むべなるかな。
    毎日の吟行、正に努力無限大を思わされます。難しい言葉は国語辞典、漢和辞典を駆使?しながらまなばさせていただいております。
    それから旅行の件ですが、月曜日から3泊4日で道央に行って来ます。本当に結婚後初めてなので楽しみにしております。
    A子夫人にもくれぐれも宜しくお伝えください。

    1. 早朝の海岸沿い散歩に始まる一日というのは毎日確実なリズムが刻めていいことです。
      北海道の初夏は目にも舌にもいい季節。水入らずの旅を楽しんできてください。

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