椋来たと思へば鵯も山桜桃
隣地は更地にして果樹畑。
どうやら、山桜桃のようである。
3月には咲いて、サクランボに似た、幾分小さなめな実が熟しかけてきたようで、この2,3日鳥が来ては啄んでゆく。今朝などは、椋鳥の家族がしきりにつついていたと思うと、そのあとはいつものヒヨドリ軍団がやって来た。
ときどき、雀も混じって(もちろん山桜桃が目的ではないだろうけど)枝の中に消えてゆく。
数本ある山桜桃では熟すにも遅速があるらしく、この木が終われば次はあの木へと、鳥たちにとっては都合がよさそうである。
今またムク軍団が来て、あちこちの枝が揺れている。
山桜桃(ゆすらうめ)と読むのですか?
亡き母はゆすらうめが大好きと聞いていて名前だけは知っています。4人の孫の内の一人に好きなゆすらうめの苗木をプレゼントしていましたが無事育ったやら?
どんな花でどんな実が生るのか知りませんがいい名前ですね。
もしかして表紙の写真はゆすらうめ?それとも桜?
表紙は桜の残り花です。もうずいぶん葉が茂ってきています。
山桜桃を撮ってきましたので、本文をご覧ください。
サクランボを一回り小ぶりにした感じです。ちゃんと桃のように割れてもいますね。
軸だけになっているのは鳥さんが食べた跡かも。
良い季節です。昨日、五島美術館に行った帰りに途中下車して、「九品仏」にお参りしました。
駅からすぐに続く参道の青楓が素晴らしかったです。風が強かったので、まさに「青嵐」! ここで一句と思ったら、夏の季語でした。
目の前で見たものは、暦が少々ずれていようが、先取りして詠むのはいっこうにかまいませんよ。新鮮な印象のあるうちに詠み止めてみてください。
この句も「山桜桃」は夏の季語です。
そうですか、これが山桜桃(ゆすらうめ)ですか。
美味そうですねぇ。
どこで見つけたのです?
サクランボほど甘くはありませんが、食べられます。ジャムなどにすれば上品な甘さになるのではないでしょうか。
隣の宅地にある果樹です。
今年は暖かいせいか成熟がすすんで、オーナーはまだ採りにきていません。間隙をぬってしきりに鳥が来ますので、実がどんどん減ってゆくみたいで。