若葉雨借本脇に手挟みて
若葉の季節だから若葉雨だろうけど、もう梅雨の走りだろうかと思えるほど冷たい雨だ。
おまけに若葉を照り返すような明るさはなく、暗い一日である。
服装はとっくにこの季節のものに変わっていて、家にじっとしているだけでは寒いので、こんな日は図書館に行くに限る。
今日は新書コーナーで何か面白そうなのを探そうと、棚の背表紙をなめるようにひとつずつ確かめてゆく。
哲学、歴史、文学、エトセトラ、エトセトラ。
岩波、中公、朝日、エトセトラ、エトセトラ。
これら全部に目を通したら、ひとかどの物識りだなあと思いつつ、やはり手に取るのは好みのジャンルとなる。
気楽な俳句本も加えて、何冊か借りだしてきた。
夏日と肌寒の日を繰り返し着る物を入れたり出したりしています。
私の場合、今日のような日はお昼寝に限ります。
朝が早いのでベッドに一冊持ちこんで数ページ繰ればもう夢の中、幸せです・・・
3月の気温だったそうです。道理で。
この時期の寒さを「リラ冷え」と言って春の季語らしいです。リラが咲く頃に寒さが戻る。
粋な名前をつけたもんですね。
新書、よく読みました。40代50代は殆ど新書ばかり読んでました。通勤サラリーマンにはあの分量がちょうどいいのです。最近は遠のいています。そうだ、新書も見てみようかな。。
なかには偏向のものがあるので要注意ですが、あのボリュームでおおむね知的好奇心を満たしてくれるというか、未知の世界をかいまみるような満足感があって、ありがたいことだと思ってます。
今回は宗教関係をあたってみましたが、すこし手こずってます(笑)