天敵

帰りには蟻引く蚯蚓の姿なく

蚯蚓どころかなめくじがさかんに這い回っている。

三日も雨が続けば当然だろう。
蚯蚓が迷い出てくるのは、どちらかと言えば天気がよくて暑い日である。
出てきたのはいいけれど、灼けた舗装路だったりタイル貼りのアプローチなら大変だ。そこらに干からびて惨めな姿をさらすことになる。灼けてなくても、蟻という大敵がいる。
多分、多少は弱ってるやつが狙われるんだろうけど、蟻のパワーには勝てないらしい。何処にそんな力があるのかと思うが、獲物の姿を埋め尽くすように寄ってきたかと思うと、いつの間にかどこかへ運び込まれてしまう。

人もまたこの世の主と思っていたら大間違いである。天災にはかないっこないし、何より自ら生み出した化け物、怪物に苦しむ人たちがいることを忘れてはなるまい。

“天敵” への2件の返信

  1. 嫌いなのはナメクジとネズミ。一瞬にして鳥肌が立ちます。
    それに比べ蚯蚓は平気、釣りの餌に千切って針に通していたしハゼ釣りの餌、ゴカイだって自分でやれます。

    雨上がりの明日は道端に干からびた蚯蚓があちこちに見られるかもしれない。
    久しぶりの青天、忙しくなりそうです。

    1. スコップを入れたらミミズをちょん切ったりして可愛そうなことをしたと思いますが、彼らはすぐに再生するんですよね。

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