武の神に献納す

神門の右近さぶらひ花南天

珍しい神社があるものだ。

航空祖神の額と花南天

神門の高楼にプロペラ一基掲げている。
矢田坐久志玉比古神社(やだにいますくしたまひこじんじゃ)である。
古代雄族「物部氏」の大祖神「饒速日命(にぎはやひのみこと)」と「御炊屋姫命(みかしやひめのみこと)」の夫婦神を祀る矢田地方の総鎮守社である。蘇我に負けなければ、国父となってこの小さな社に押し込められることはなかったかもしれない。
プロペラのゆえんは、饒速日命が天より降臨する際、天磐船から三本の矢を放つが、その二の矢が落ちた所と伝わるのが楼門のある場所だと言うことから、「航空祖神」として戦前から崇拝して来られたからである。

武を司った神の本殿、そして航空祖陣。なんともいかつい場所に、米粒のような南天の花が献納されるかのように咲いていた。

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