対抗馬にするか

十薬の処方伝へず身罷りし

どくだみと聞くとおどろおどろしいが、いくつもの薬効効果があるという。

そんなことから別名「十薬」と呼ばれるが、これを干したものをお茶にしたものが「どくだみ茶」である。
花の咲く頃、一番元気がいい頃に刈り取って干したものを炒ればできあがりらしいが、実際には試したことがない。
いつだったか、一鉢を庭におろしたら、みるみるはびこって庭中がどくだみだらけになったことがある。これもちゃんと刈り取っておけばいいものを放置していた結果だ。
ただ、いいこともあって、十薬の生命力がたくましいのだろうが雑草どもが生えてこなくなったというおまけがついて、家人などはあの匂いが嫌だと言って近づかなかったが、僕自身はあの薬臭い匂いがなんとも好きだった。
当地へ来ると、やたら外来性の雑草が多くて庭の管理も大変だが、かといってあのどくだみを敵役に使うには何となくためらいもあって決心がつかない。

“対抗馬にするか” への4件の返信

  1. 我が家も家の周りどくだみだらけです。
    悪臭を除く匂い消しにもなるし花の形も素朴で嫌いではありません。
    刈りとる気にはなれずしばらくはこのまま放置しておきます。

  2. 十薬というくらいだから、昔はきっと重宝されていたのでしょうね。
    さっき見ましたが雨に濡れた白い花が可愛いですよ。
    これも梅雨にぴったりの花ですね。
    ユキノシタも元気になってきました。花はまだ咲いていません。
    梅雨時の花のいろいろを探すのも面白いですね。

    1. 雪の下は今日見ましたが、たしかに花はまだのようです。今日は紫陽花寺をたっぷり楽しんできましたよ。

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