尾根道の棚田

走り根の畝と見えたる椎落葉

丘陵の尾根を巡る道に出た。

人踏跡がついて、走り根が浮き彫りになっているが、そのその隙を埋めて椎落ち葉が積もっている。まるで、棚田に落ち葉の水が張ったようにみえて、走り根はその畝のようにも見える。
立ち止まってしばらく眺めていたいのだが、そうもしておれない。止まれば藪蚊の襲来だ。

落ち葉に足をとられるぬよう行くしかない。

“尾根道の棚田” への2件の返信

  1. 今日の山も似た風景で浮き出た根っこにつまずきそうでした。
    落ち葉がクッションになって足に優しい。

    先日三重の実家で見た丸山千枚田の棚田の風景は素晴らしいものでした。
    朝昼夕景、どれも絵になる。
    田の数1340枚、高低差160M
    全国から田植えを募集していて毎年訪れる人もあるらしい。
    保存会の皆さんのご苦労がしのばれる。

    1. コンクリ舗装から土の道に入った途端、救われるような安らぎがあるもんです。
      そして、水にも。
      土と水の棚田は癒し空間の典型なんでしょうね。

      この丸山千枚田は、父母の故郷への道の途中にありました。バスは、集落を反時計回りにぐるっと半周するようにガタゴト巡ります。今は道路も整備されて、あっという間に通り過ぎてしまうのかもしれません。

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