利き手文化

左箸おでんつまむも世界遺産

和食文化が無形世界遺産に登録決定したそうな。

食の文化ということだろうから、箸遣いもその中に含まれているのだろう。となると、古来から「箸は右手で持つもの」という美意識に裏打ちされてきたものが今では廃れかけているのも肯定されるのであろうか。
箸はもちろん文字にしても右手で書かれることが前提とされている。利き手を問わず、この右手文化は昔から合理的であり所作としての美しさが約束されてきたものだ。

左手に持った包丁でいくら器用にさばいていたとしても、危なっかしく見えるのは私だけだろうか。

出汁をすする

自家製のおでんのつゆの冷めやすき

おでんがおいしい季節になった。

ネタはやはり大根が一番。おおぶりの三浦大根を出汁の中でじっくり煮込んだものなら最高だろう。
自宅でもけっこううまく食えるおでんだが、おでん屋では食べたいものをその都度おやじに注文することができるので、いつでも「ふっはっ」言いながら熱いものが食べられるのがいい。
ただし、出汁を最後まで飲むには自家製のものに限る。塩分控えめだからである。旨さではもちろんおでん屋のほうに軍配があがるだろうが。

と、我が家のおでんはいつ食卓にのぼるのだろうか。