白赤黄と

赤黄と狭庭万両実千両

寂しくなった庭に赤と金色の火が点ったようだ。

南天の根締めに千両、万両を植えているが、どれも赤だと面白くないので、黄千両にしてみた。
ようやく、実をつけるようになった今年、南天、万両の赤に負けず、堂々とした金の粒だ。
どれも長く実をつけたままでいてくれるので、縁起ものの実の代表が勢揃いした感じ。
さらに、その先を見るとびっしりと柊が白い花でなかなか派手やかである。

寒さに喝

万両や身の丈にそふ房の数

四年目の万両がようやく実をつけた。

玄関の一画に植えた万両2本のうち一本は根付くことができなかったが、残った苗が昨年新芽をすくすく伸ばすとともに、古い枝に花をいっぱい咲かせた。秋には青い実が徐々に赤にそまり、年末には立派な深紅の房を葉の下から垂らしている。
玄関ドアをあけると冷たい空気に身が震えるようだが、目に飛び込む朱い実が気合いを入れてくれるような気がする。