冬近し

羽二重の嬰のこぶしや冬隣
シャツのボタン首までかける冬隣

朝晩の気温差が大きい日が続く。

昼間は二十度くらいとなるのでまだまだ秋だと思うが、朝晩の冷え込みはもう冬がそこまで来ていると思われる。
暑い、暑いと言っていた夏だが、気がつけばいつの間にか立冬の七日は目の前に来ている。
長袖のシャツのボタンも首までかけなければ肌寒く感じるこのごろである。

貧乏揺すり

膝閉じて貧乏揺すり冬隣
うたた寝のおのれを叱る冬隣

気がついたら膝を抱きかかえるように坐っている。

膝掛けさえ欲しいくらい冷えてきた。
このままうっかりうたた寝などしようものなら間違いなく風邪をひくだろう。
暦を見てみたら立冬は11月7日だという。
間違いなく冬は足もとにきている。