初夏の旬と言えば

山国の舌よろこばせ初鰹

先月とっくに食べたのだけどあれはどこの国の産だろうか。

臭み消しの効果を狙うのかどうか、蒜と生姜のすり下ろしは必須。ぽんず醤油にさらに檸檬をしぼったものといっしょに口に入れる。
厚ければ厚いほど歯をよろこばす。
ああ、その瞬間、うまいものなしと言われる山国において崇高の旬の味。
筍とならんで春あるいは初夏を代表する旬である。

満腹

初鰹半身の背身でことたりる

もう四分の一を食べるのが精一杯。

背身か腹身か聞かれれば、もう脂濃い腹身は無理。あっさりめの背身がお似合いだ。
どこにも行かないし、誰に会うわけでもないのでニンニクすり下ろしはたっぷりと。
初夏の味をひとあしはやくいただく至福。満足、満足。