機嫌よろしくない

雨の夜のかほりひときは女王花

なおざりのままで可哀想だ。

ちゃんと面倒を見てやらないので、この二三年咲くことも忘れて庭の片隅に追いやられている。本来メキシコ原産の花だから亜熱帯の木で暑さに強いはずなのだが、ここ何年もの紫外線の強さに意外にもろいところがあり、葉焼けしては木が弱くなる傾向にあり栽培が難しくなってきたような気がする。
10年くらい前には毎年本当によく咲いてくれたのに残念である。
女王花だけに扱いがむずかしい木なのかもしれない。

雨の月下?

夜の雨や匂ひ立ちくる女王花
女王花その香放てる雨の闇
あめの夜のかほり澱める女王花

2階のベランダで育てている月下美人が開花した。

それも大ぶりの2輪である。窓を開け放した階下の部屋にいても、甘い香りは十分に届いてくる。さらに、雨が降って空気が重いせいか、その香りは下へ下へと淀んでもくるようでさらに濃度を増している。月が見えない闇夜とはいえ、はっきりと月下美人の開花が分かるのだった。

闇の香り

宵に観て夜半に眺めす女王花

2年ぶりに我が家の月下美人が咲いた。

新しい環境に馴れたせいか、やや小ぶりだが順調に7月に一番花だ。
いつものパターンだと次は9月頃にまた芽を出すのだが果たしてどうだろうか。