旧藩の泳法継いで寒稽古
藤堂藩の泳法に観海流というものがあった。
いわゆる実戦向きの泳法で、武器を手に長く水中にいることができる立ち泳ぎを得意とし、今でもその伝統を守り伝えようというグループがいる。
その寒中水泳の模様を昨日のニュースで見たのだが、巻いた鉢巻きに観海流と染め抜いているのをなつかしく見た。
我が母校では、その伝統を受け継いでか、明治の頃は全員が伊勢湾を往復する年中行事があったそうで、それが校歌にも謳われている。あの山口誓子の作詞、作曲は信時潔になる校歌である。
コロナ禍ということもあってか、今年は参加者が少ないようであったが、60代の御大も参加されて無事に終わったのは何よりである。