鍵つ子は鍵つ子どうし日短
学童保育から帰宅する頃辺りはすっかり暗くなっている。
父母が帰ってくるまでにはまだ間がある。これが夏だと遅くまで公園などで遊ぶこともできるが、冬ともなると寒くて暗いので外では遊ぶことが難しくなる。
隣家の二年生も父母の帰宅までお互い留守の家を訪ね合ったりして時間をつぶしているようだが、やはり気になるものでときどき家の灯りを見るともなくチェックしている。六時になっても灯らないこともあって何もなければと願うばかりである。
さいわい、友だちは多いようで、自宅の駐車場に何台かの子供用自転車が停まっているのをみると健やかに関係を築いているように思えるのが救いである。