夏バテ知らず

思はずも時計見上ぐる昼寝覚

二時間近く寝たことになる。

外気温と室温の差は八度くらいか。
じりじりと灼けてくる外に出る用もなく、何するとなく座っているといつの間にか眠りに落ちていたようである。
昼寝は短時間がいいと言われるが、もともといったん寝るとなかなか目覚めない質なのでこれはどうしようもない。
夜は夜で寝付けられないということもなく、しっかり寝てられるのが夏バテしない要員かもしれない。
しかも暑くても食欲はしっかりあり、とくに昼は冷たいものでももりもり食べているのも体力維持に一役買っているのだろう。
夕方には一時間ほど畑で過ごし、一汗かけば昼寝による胃もたれも解消。
ばてることなくこのまま酷暑を乗りきっていきたいものである。

極楽

ドアフォンに居ずまい正す昼寝覚

電話が鳴ったり、チャイムが鳴ったりしても遠くの声。

ようやく目が覚めてもまだぼおっとしたまま玄関先に出ねばならないが、下着同然のあられもない格好で出るわけもゆかずバタバタしてしまう。
今日はかかりつけ医の予約時間に合わせて健診に出かけたが、思いの外患者が多くとても待合室に順番待ちをするわけにはいかない。なるべく風通しのいいところを選んで待避となった。
結局いつもの倍くらい時間がかかってぐったりしたのと、昼食後の満腹感ですぐに睡魔がやってくる。
エアコンつけて畳の上で、ああ極楽。