投稿日: 2016年6月2日2016年6月2日 カテゴリ:夏 季語:泰山木の花大ぶりな花 二日目の花持ち崩し泰山木 泰山木の花は二日しかもたない。 そのうえ、奇妙なことに一日目の花は午後には花弁を閉じてしまうという習性をもっている。だから、初日の新鮮な花、二日目のろうたけた花を同時に見るためには午前中に出かけなければならない。 この日は、あいにく午後からだったので、初日花は閉じ、二日花はもう雄しべなど落ちてしまって、花弁も重さをもてあましているかのようにしどけなくなっていた。 香りも強く、花は大型。 大ぶりなだけに、繊細さにはちょっと欠けるかもしれない。 共有:シェアTweet
投稿日: 2014年6月9日2014年6月25日 カテゴリ:まほろば句会、夏 季語:泰山木の花蜜蜂 供へばや泰山木の花を香を 花あひのうごめく虫や泰山木 礼堂の間の通路(馬道)を抜けると宝蔵のある庭に出る。 その一画に背の低い泰山木の木があり、おりしも花の時期とあって吟行仲間が吸い寄せられるようにして花のまわりに集まっている。ちょうど顔の高さにあるものがあっていい香りを放っている。こんな間近に目にすることは滅多にないので、顔を近づけて嗅いだり、手にとって花弁の感触を確かめたり、カメラに撮るものもいたりする。 この花というのは、普通なら見上げるような高い位置に咲くので花心など滅多に見られないが、今日は手に取るように分かる。大ぶりな花心に蜜蜂も何匹か同時に群がっていたりもする。 共有:シェアTweet