協力

煤逃の不要不急といふべきや
煤逃の逃げ場のあらずなりにけり
煤逃の流行りやまひを憂ひけり

いつもなら映画やゴルフ、あれこれ口実を設けてはとんずら。

どうやら今年はそうもゆくまい。
基礎疾患をかかえる老いの身には、行く当ての会場が混み合ったりつき合ってくれる友もいなくては、行き場も困るにちがいない。第一、煤払いから逃げるのであるから、これはもう立派な「不要不急の行動」というものである。これ以上の医療崩壊や家族や親友を危険にさらすわけにはいかないと戒めるのが常識ある大人の態度であろう。
而して、健康のためにも煤払いはすすんで協力した方がいいのである。

ボヘミアン・ラプソディ

煤逃と無縁で生きてシネマ混む

「煤逃」という言葉を知ってる人はどれだけいるだろう。

俳句をやるひとくらいに限られるのではないだろうか。
評判の映画にわんさと押しかけるひとたちにとっては、煤逃のために來ている訳でもなかろうし。

共助で

定年となりて煤逃封印す

定年ともなると、煤逃げの口実が見つからない。

それに、自分も歳をとったが連れ合いも色々ガタがきてもおかしくない。
腰をさすりながら掃除しているのを、知らぬ顔決めるわけにはいかないし、ふだんから掃除機などはなるべく分担するようになっている。足腰が立たなくなって「煤籠」せざるを得なくなるまでは、家事を分担しながら、共助の精神でいくのがいいというものだろう。

今日は、納句座。納会もあるので予約投稿である。