値頃とも言へざる馬の胡瓜かな
旧盆に入る。
本来なら、この時期の朝夕などはあきらかに秋だなと感じる気配があったものだが、今日もまた35度を軽く越えたようだ。
葉物野菜などはかなり高いというから、気候異変や猛暑が影響していることは間違いない。
茄子や胡瓜の馬を用意するのだってムダないように使わなくちゃね。
ニュースでは獲れるかどうか分からないと言いつつ出港してゆく秋刀魚漁船の話題が報じられていた。
めざせ5000句。1年365句として15年。。。
値頃とも言へざる馬の胡瓜かな
旧盆に入る。
本来なら、この時期の朝夕などはあきらかに秋だなと感じる気配があったものだが、今日もまた35度を軽く越えたようだ。
葉物野菜などはかなり高いというから、気候異変や猛暑が影響していることは間違いない。
茄子や胡瓜の馬を用意するのだってムダないように使わなくちゃね。
ニュースでは獲れるかどうか分からないと言いつつ出港してゆく秋刀魚漁船の話題が報じられていた。
跳馬と見紛ふ曲がり胡瓜かな
今日は旧盆の初日。
霊迎えの夕を迎えるにあたり菜園の胡瓜で馬を作ってみた。
スーパーで売ってるような真っ直ぐな胡瓜というのでなくて、くるっとした曲がりが入っているが、それがかえって動きがある馬のようにも見えて、先端は尾を立てたようにも見える。
瓜馬の足というのは四本の足のバランスをとるのがなかなか難しく、一本は宙に浮いたりするものだが、それがまたトロットの馬のようにも見えないでもない。
ご精霊が一足でも早くお着きになるように。
箸の四肢あちこち向いて瓜の馬
物の本に拠って、新盆のために瓜の馬をお供えした。
足は本来「苧殻」(おがら)を当てると言うことだが、既に売り切れていたので割り箸で我慢してもらうことになった。ただ、足をつけるのは意外に難しくて、前後左右のバランスが悪いとうまく立つことができない。当の本人の工作の点数は実は悪かったのではないかと大笑いした。