日曜農家

パラレルに曲がるも田植機械かな

何条か同じように曲がっていて機械で植えたのが一目瞭然だ。

盆地は田植真っ最中。
終わっている田だって昨日今日終わったばかりというのがよく分かる。
昨日今日と悪天で、特に今日などは昼過ぎまでピーカンの晴れだったのに午後から大荒れの風雨。
田植の途中で休止しているところも見えて、上がったのが夕方だから恨めしそうに空をにらんでいるお百姓さんもいた。
この週末で一気に植えてしまいたいところも多いはずで、残りの明日にかけるしかないようである。

自分を重ねる

息子たち巣立ちひとりの田植かな

大雨が去った今日は徐々に天気も回復してきた。

周りの田は大方田植えも済んでいるというのに、誰も手伝う人がいないのだろうか、老人ひとりが泥田のなかで重い田植機と格闘していた。
息子や娘たちが都会に出て、田を守るのは今はもう老夫婦だけの毎日なんだろう。

この姿は自分にも重なって見え、今も妙に残像がちらつく。