好天

入相のあと一枚と稲を刈る

ここらでは二三日前から稲刈りが始まった。

なかにはまるまる稲架に掛けて乾している田もあっていまどき珍しいが、無農薬で育てているところらしい。
今日は久しぶりの好天とあってコンバインもフル稼働のようで、夕暮れが近いというのにもう一枚やるということらしい。
六時近くになってもう暮れるという時間にもまだ動かしている。
コンバインで刈るので稲車というのはなくて、集荷用器具をのせた軽トラが待ち受けている。暗くなっても一枚刈り終えるまで頑張ると決めたのだろう。

抜穂祭

神田の稲刈る鎌の鋭利なる

大神神社の抜穂祭をニュースで知った。

春の「播種祭」、夏の「御田植祭」に続く一連の行事の締めくくりとなる行事である。まずは神主が特別な鎌で三株刈り取ったあと、その葉をのぞいて穂だけを三方にのせて神に供える。
このあと行われる豊年講の人々によって刈られた稲は昔通りに稲架で天日に干される。これらの藁は新年の注連縄に使われるそうである。