自前

いちどきに獲れるものなり茗荷の子

雑草に隠れて気づくのが遅れた。

あまりにも暑かった今日。余熱が強烈なので夕方玄関周り、庭など水を打つことにした。
いくらか涼しくなった気がしたので、思い切って茗荷のあたりの草を押しのけてみると、すでに咲きかけた茗荷が点々と存在を訴えている。
このままでは時期を逃してしまうと思い、蚊の襲来を受けながらも両手にあまるほどの茗荷の収穫があった。
昼は冷たいそばや素麺が多いが、自前の紫蘇、オクラに今度は茗荷が加わることになる。
ありがたいことにトマト、茄子、胡瓜、ピーマン、シシトウなど自前の野菜中心にまわる毎日である。

小ぶり

茗荷の子膝をすすめて掘りはじむ

放っておけば庭中に広がると聞いている。

そこで、プランターで毎年少しの茗荷をいただくのだが、さすがに何年かたつとプランターがはち切れそうに株が育って、かえって発育が悪くなったようだ。それで今日やっと顔を出し始めたので探ってみると、やはりどれも小さい。
小さいからとしばらくおけばすぐにも花が咲いてしまいそうで、片っ端から折り摘むことにした。
さっそく昼の素麺の薬味に消えて、どうやら今年はそれっきりで終わりそうである。