陶淵明

南山とは吉野のことよ菊日和

「采菊東籬下 悠然見南山」

高校の教科書で出てきましたね。
仕官などまっぴらと隠棲生活。南に名峰を眺め、籬に菊が咲けばこれを採り、酒あれば言うことなし。

世俗から遠く離れたような身に重ねて。

大阪名物「粟おこし」

本復の筆のびやかに菊日和

恩師の個展が心斎橋で開かれている。

同期生も集合する日に合わせて、会場へ出かけた。
先年大きな病気をされた後リハビリに頑張ってこられた甲斐あってか、今回は30点近くも展示されていて先生の体力気力がいささかも衰えないばかりか、さらにパワーを増しているのではないかとさえ思える。

作風も随分変化があるように感じるものがあり、景色を描くなかにそこに息づく「生命」を謳歌しているよう風に思えるし、題だってどこか「俳味」さえ感じる軽快な調子がある。
短い時間でしかお話しできなかったのは残念だが、来年もまた素晴らしい作品にお目にかかれますように。

ご挨拶にお持ちしたちょっとした昔からの大阪名物。チャレンジしていただけでしょうか。