カラフル

菜花堤アンツーカーは赤茶色

大和川堤防は菜の花盛り。

西洋からし菜が北側斜面一面を覆って、対岸あるいは橋の上からよく見える。さらにその奥には煉瓦造りの体育館、そして町庁舎を覆い尽くすような満開の桜。声にならない声がもれるほどの美しさ。そのまま絵はがきに使えそうである。
河川敷にはウオーク用のアンツーカーが一本伸びて、これが緑のカーペットに赤茶の線を引く。
この時期にしか見られないカラフルなシーンである。

虫たちの出番

欄干に菜花の風に吹かれけり

土手が黄一色となっている。

西洋芥子菜の類だと思うが、この時期は大和川土手の斜面がすっぽり黄色に染まるのである。
最近はとんと河原を散歩することはないが、この花の時期だけは降りて手に触れてみたくなる。
種採り用に残しておいた小蕪も黄色い花を咲かせていて、こちらはちんまりと可愛い花である。じっとみているとてんとう虫やらアブのような虫やら小さい虫たちが活発に動いているようである。

炒めるか

湯がくしか知らぬ菜花のレシピかな

一日見ない間にぐんと顔を出した。

白菜の菜花はほんとうに甘くてうまい。結球するところまでうまく育たなかったので収穫をあきらめ、薹がたったところで菜花をいただこうと待ち構えていたのが、この陽気で一気に咲いてしまったようだ。
かきとったところからまた新しい芽が出てるようで、このあとも何度か摘めるかもしれない。
調べればいろいろなレシピがあるだろうが、今夜のおかずは菜の花の卵とじ和え(?)。玉子と一緒に炒めたのかな。香辛料をきかせればもっとうまくなるような気がしたが、菜花としてはなかなかの味であった。

薹立ち

おやここに植えし覚えのなき菜花

雪がちらついたりのちに雨に変わったり。

きょうも一桁台の気温。朝の空模様から晴れと読んで久しぶりに菜園にでもと予定を組んだが、冒頭のような冬日である。庭の仕事も取りやめて、やったことと言えば大根一本抜いただけ。
庭の畝にはいつの間にか菜花が一本。何の薹が開いたのか知らぬがすっかり開ききって食べ頃はとうに過ぎていた。