賢くなる

晩生豆植ゑて菜園それらしく

晩生とくれば黒豆が代表的。

夏野菜をあらかた植え終えれば、あとに残されているのは黒豆の畝だけである。11月ごろに収穫となるので植え時は夏至が過ぎてからが相場である。
枝豆で鳥害にあったので、直播きには自信をなくしている。そこでポットで苗作りすることになるが、狭い庭ではこれもなかなか面倒な話である。とくに梅雨に入ってからというもの、豆にかぎらず苗という苗が芽を出したかと思うと何故か姿を消すので、土かそれとも日光?栽培のどこに問題にあるのか不審でならなかったのである。
今日その原因がようやくつかめた。ここでもなめくじである。前日に芽をだしたはずの新しいのがすっかり消えているのはこいつが食っていたようである。蛞蝓は夜行性で昼間は気づかないでいたが、雨模様の今日は昼間も顔をだしていたので犯人を特定することができた。
ハーブ系の苗には手をださないことも分かった。
菜園一年生としては失敗の連続だが、ひとつひとつ賢くなってゆくのだと思うことにしている。

今日は雨模様で野良仕事はひと休み。ためたものの片付けに追われた。

目論見

晩酌のあてのつもりの豆を植う

「おろす」とも言う。

一般的には「蒔く」である。
何の話かと言えば「種」のことである。
花の種に用いることは聞かないので野菜の種にかぎられるようである。
カボチャは広い畝が必要と昨日書いたが、素人菜園、それも猫の額の庭につくったものならばもう少し有効に使いたい。ということで、カボチャの隣の畝にトウモロコシをおろした。背の高いものなら畝に侵入されても問題ないからである。ついでにトウモロコシと枝豆も相性がいいらしいので枝豆もちゃっかり。
この畝は今年たてたばかりで土も出来上がってないので、土深く根を張るトウモロコシと土に窒素をためこむ豆類で改善しようという目論見である。
雨を見越して種をおろしたが、午後はしっかり降ってくれているので一安心。あとは発芽を待つばかり。

だめもとで

どうせなら丹波黒豆植えてやろ

植えるなら豆は丹波にしかめやも

丹波の黒豆、こいつの枝豆を食いたくて5本ほど庭に植えてみた。

数年前に親戚が送ってくれた手作りの黒豆の枝豆が忘れられず、スーパーで買ってきた料理用丹波黒豆から苗をつくってみた。
ところがよくよく調べてみると、本場丹波の黒豆はあまり早い時期に播種すると図体ばかりが大きくなって肝心の実が入らないのだという。そこで、インターネットで「播種用の丹波黒大粒大豆」を購入。あとは夏至の頃播くのを待つだけ。マイファームには畦一本、枝豆用にとっておいてあるのだ。

庭に植えたのはダメでもともと、うまくいけば儲けものというわけだけど。